ミスを生み出しやすい職場

以前、ヒステリックな経営者のもとで働いたことがあります。
仕事自体は、さほど難しいことはなく、問題はなかったのですが、経営者の気分の波をまともに受け、じつに働きにくい職場でした。
1年弱しかいなかった職場でしたが、その間何人もの人が入社しては、すぐに辞めていきました。

焦らせてはいけません

朝は機嫌の良かった経営者も、忙しさやちょっとしたストレスで、従業員に急ぐよう指示し、焦った従業員のミスにより怒りを爆発させ、周りもミスを誘発する、といった悪循環の毎日でした。
普段は明るい経営者ですが、ちょっとしたことで途端に鬼のように豹変するため、顔色をうかがいながら仕事をしていたのを覚えています。
今考えると、経営者も完璧なサービスを提供したい、という高い意識で、その目標に到達しない自分や従業員にイライラしていたのかもしれません。

しかし、だれでも焦った状態では、集中力にかけ、「ミスしたら、また怒鳴られる」と緊張し、リラックスしている時は普通にできることも、失敗してしまいかねません。
またミスをしたことで、次は上手くやらなきゃと、過度にプレッシャーがかかり、失敗を繰り返してしまうことさえあります。

職場はみんなのもの

おそらく多くの経営者の方は「自分がこの会社を支えているのだから、とにかくがんばらなければ」と日々奮闘しているのだと思います。特に中小企業ですと、さまざまな決定を一手に担い、まるで自分ひとりで物事を動かしているように感じるのでしょう。
そのような中で、自分の思ったように動いていない状況に、怒りを感じ、感情をぶつけてしまうことがあるのかもしれません。
しかし、職場はみなで作っていくものと考え、もっと周りの働きに目を向け、自分では多すぎて負いきれていない荷があるならば、信頼できる部下にゆだねる必要があります。

適切な振り返りを

その経営者は、従業員のミスで自分の怒鳴ったことなどすっかり忘れ、毎日気持ちよく帰っていました。これでは、これから先も同じ繰り返しで、何も変わらないだろうなと感じていましたが、実際のところ何も変わりませんでした。
自身が目の前の仕事でいっぱいで、それがすぎれば忘れてしまう。これでは改善点どころか、問題意識すら感じないのです。

忙しい中でも、休憩などちょっとした時間に、振り返りの時間を設けましょう。
この数時間上手くやれたか、そうでなかったか、どんなやりづらさがあったか、またどんなサポートがあったかなど、振り返るのです。
そこから、改善点や学べることに気づければ、ミスを生み出しにくい、みなが働きやすい職場へと成長していけるのではないでしょうか。

小さなミスは大きなミス、やがて重大な事故につながり、会社の信用に大きくかかわる事態になりかねません。ミスを生み出しにくい健全な職場でありたいですね。

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