思考の変化 ~企業としてできること~

前号で、思考とハラスメントとの関係について、取り上げました。

従業員がみんな、いつもポジティブ思考でいてくれる・・・と良いのですが、現実そうはいきません。

もちろん、中には天性の明るさやポディシブ思考を生まれ持ったような人がいるとしても、そう多くはないいでしょう。大抵は、個々の努力の結果として、ある程度のポジティブ思考を維持しているのではないでしょうか。
努力して身に着けたとしても、人の思考は元々の性格や生い立ち、環境によって、ある程度形成されてきているので、無意識でいると、またすぐに自分の思考パターンに戻ってしまいやすいものです。

ネガティブからポジティブへ

ネガティブ思考(例:挨拶されてもスルーされた→無視されたに違いない、と考える)の傾向の強い人が、ポジティブな思考に(例:ただ声が小さくて聞こえなかっただけかも)切り替えていくのは、かなり意識していないとできないことなのです。

職場では、仕事に追われて、自分の思考などに細かな気を配っていられない、となると、無意識のうちに元の思考に戻ってしまい、いつの間にかネガティブな感情でいっぱいになり、ストレスを抱えてしまうことになります。

思考を変化させるには、ネガティブ思考がよぎった時、すぐに気づき、意識して、ポジティブ思考に書き換える、という地道な作業を繰り返していく必要があります。元の思考回路をシャットダウンして新たな回路を作るのです。

これは、誰か一人が努力すればいいというものではなく、管理職側も含め、職場に関わる全ての人が関わるべき変化への努力です。そうすれば、ハラスメントを生む環境そのものの改善に大いに役立ちます。

そのためには定期的な知識のアップデート、教育、トレーニングが必要です。

企業としてできることとは

この点で、企業としてできることはありませんか?
知識や情報はなかなか自動的には得られないので、個人的に努力できる人は、時間を見つけて本を読んだり、有益な情報をネットからサーチしてみたりするわけですが、日々多忙な生活を送っているビジネスパーソンにとって、そのような時間を取り分けるのは、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。
もし時間が取れたとしても、頭も体も疲弊していては、新たな情報を取り入れるエネルギーは残っていないでしょう。

そのような現実を踏まえると、企業側が積極的に,業務の中で、思考の訓練に役立つ人材育成・研修に力を入れていくことは、健全な会社の将来を見据えた投資と言えるはずです。

思考に変化をもたらすトレーニングのため、教育の機会にはロープレやOJTなどを行い、各自の思考を分析し、気づきを与え、必要な調整をしていきますが、研修だけにとどまらず、日常の業務の中でも繰り返しトレーニングしていくことで徐々に身に着けていくことができるものです。

ですから、即効性というよりも、時間をかけて調整していく分野なので、会社全体として結果を感じるまでには、ある程度の期間が必要になりますし、業務が忙しく、教育の時間を取り分けることが難しい、費用の面で難しい、など、悩ましい現実があります。

だからこそ、人材育成に関わるものとして、時間や費用をできるだけコンパクトにしつつも、内容の伴うサービスを提供しなければならないと感じています。

ハラスメントを撲滅、予防し、社員、パート、アルバイト、派遣など、立場に関わらず、
誰もが良いマナーとモラルの中で働けるような職場環境を整えるためのお手伝いをさせていただくため、私たちも日々邁進しております。

従業員一人一人が、ポジティブ思考で仕事に取り組む日々の小さな努力は、ハラスメントのない健全な職場環境となり、従業員だけでなく、会社の誇りともなることでしょう。

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