一例として、職場でのパワハラの定義をご紹介します。
「職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、
業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為」
<職場での優位性>
同僚からのいじめはパワハラに該当しないの⁈と思うかもしれません。
しかし「職場での優位性」は、職務上の立場や地位に限らず、人間関係や専門知識、経験など様々な優位性が含まれており、同僚あるいは部下からのパワハラもありえます。
<業務の適正な範囲>
時に上司からの指示や要求に不満の声がでることはあります。
では、パワハラにはならない、業務上で必要な指示や指導をどのように行えばよいのでしょうか。各職場で「業務の適正な範囲」とは何かを明確にすることにより、その範囲内でふさわしい指示や指導が行ないやすくなります。
そのためには、さまざまなパワハラ事例から、自分の職場で同様の状況が生じていないか、自身に置き換えて考え、会社全体としてパワハラのない職場づくりに取り組む必要があります。
◆ハート・リレーションズの「ハラスメント研修」
◆関連するブログ記事:「未成年者の教育⁈それともパワハラ?!」ほか