辞書によると、
「法令遵守。特に、企業活動において社会規範に反することなく、公正・公平に業務遂行することをいう。」(三省堂 大辞林より)

 

つまり、法令を守ってさえいればそれでよい、ということではありません。
社会規範やモラルに合致していなければならないのです。

法令違反にならないギリギリの線にいるのではなく、社員一人一人が、社会的常識、倫理的な行動を守り意識し続けることが求められます。

社会的なモラルに反して、一度でもコンプライアンス違反とみなされるなら、その企業は、一瞬にして信頼を失うことになります。

 

そして、損害賠償訴訟、信用失墜による売上低下など、経済的損失はもちろんのこと、
何より、失った信用を取り戻すことに注力しなければならなくなり、これには、果てしなく膨大なエネルギーと時間が求められます。
たった社員一人が起こした不祥事でも、それは企業のイメージとなり、損失は計り知れません。

 

「このくらいなら大丈夫」「今までバレたことないし」「誰も見ていないから」などという、ちょっとした気の緩みや、軽い気持ちでSNSにアップした一言、飲食店で同僚と交わした社内秘情報・・・などが発端となり、大問題に発展する危険は常に存在しています。

 

新入社員に限らず、社内での徹底的な意識付け、定期的な社員教育は企業にとって大切な投資であり、今やなくてはならないものと言えます。

 

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